東京都昭島市の啓明学園の中にある北泉寮は、肥前佐賀藩最後の藩主第11代鍋島直大侯爵の自宅の一部を移築したものです。侯爵が逝去し、三井家総領家10代目三井八郎右衛門高棟買い取られて、拝島別荘として移築されました。その後、戦時中に三男で啓明学園の創設者三井高維に寄贈され、北泉寮と名称を変えて生徒寮や教室として使用されていました。建物は大名屋敷の伝統形式を継承した書院造りの系譜にある日本家屋です。

コメント2件

chigiumi

こんばんは。佐賀県出身の小生として、興味深く拝見いたしました。いつまでも使用されて、感慨深いです。よいもの見せていただきました。

2020年03月06日22時33分

chigiumiさまコメントありがとうございます。こちらのコメント遅くなり申し訳ありません。佐賀県出身でしたか。回り回って、この建物は学校の施設として大切に使用されてきたのでしょう。感慨深いものがありますね。町歩きのイベントに参加して、私も初めて知りました。大正から昭和にかけて多くの別荘が建てられ、東京永田町の鍋島邸を拝島に移築しました。東京都指定有形文化財に登録されています。しかし、残念なことに、一般公開は2020年3月をもって修理のため終了となりました。

2020年03月16日19時27分

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